ベビコン、圧力が上がらない。修理

おおよそ半年前に入手していたモーターが動くが圧力が上がらないという日立ベビコンの修理が完了したので健忘録として記録する。
初回、手を入れたのが、リードバルブ周囲の清掃。
残念ながら、分解しても明らかな異物は見つからず。
清掃後に動作確認しても同様に圧力が全然上がらない。
動作確認時に、ヘッドの部分にソレノイドバルブが付いていてそれが熱を帯びていることを確認。
制御回路側の動作不良の可能性あり。
そのため、制御回路をよく見ると、なんかダイオード、抵抗、コンデンサの時定数回路と、モーター回転時にのみ動作すると思われる制御回路電源を発見。
詳しくは回路図で追いかけていないのですが、制御回路のコンデンサ容量抜けと言う推測に基づき、該当するとおもわれるコンデンサを交換。
上記交換により、ソレノイドバルブの制御がされるようになり、圧力が上がることを確認しました。
交換したコンデンサのうち、一番問題があったのは、大きな方のコンデンサで、制御回路のDC電源の安定化コンデンサのが、容量抜けで、動作時にDC電源が安定しなかったためという推測です。
オシロスコープなど当てていないので、本当かどうか不明ですが、推測する回路から、症状としては有り得そうな感じです。
深夜の時間帯なので、最高圧力への到達、規定圧力への低下後に再起動することの確認はしていません。
また、圧力タンクに直結しているエアーチャックに若干エアー漏れがあることを発見しています。
以下に、健忘録として画像を載せます。

本体画像
銘板
ヘッド(ソレノイド/吸気-高圧配管接続部分)を開けたところ1
ヘッド(ソレノイド/吸気-高圧配管接続部分)を開けたところ2
ヘッド(バルブ部分)を開けたところ
バルブ清掃前 吸気側
バルブ清掃後1
バルブ清掃後2
基板への配線接続状況 表
基板への配線接続状況 裏
ジャンク基板から抜いた交換用コンデンサ 温度は85℃ 手抜き取付
交換した劣化コンデンサ 温度は85℃