H3年 三菱軽トラ ミニキャブトラック クラッチ不具合改修報告

6月初旬ころに、軽トラのクラッチが完全に切れなくなり、変速ができない状態に時々なってしまうという症状が発生しました。
この症状が発生しる前は、クラッチが暖まるまでの間、半クラッチ時にジャダーが発生する傾向があったので、ダンパーのスプリングとかクラッチ板側に問題があった可能性が高かったです。
原因は、クラッチ板の一部が剥がれてクラッチ内部に周り、それが原因でクラッチが切れない症状が発生ということでした。
症状発生時に、坂などでエンジンを停止し、エンジンに逆方法の力がかかるようにギヤを入れ、クラッチを操作したり、セルを動かしたりすると解消されることが多かったのですが、発生頻度が上がり、信号待ちなどの停止時にエンジンが停止してしまうことが多発したので、O/Hが必要との判断に至りました。
普通にシフトダウンなどをしただけで症状が発生という感じです。
半クラッチの状態で長時間使用すると問題が多いのも事実ですので....
以下に交換部品の画像を記録します。

外したクラッチカバーと板

クラッチ板と板から剥がれた異物

クラッチ板自体はそんなに減ってもいない状態

クラッチカバー対比 傷も少なく、使用に問題がないレベル

クラッチカバー対比 クラッチの踏み具合が変わらない点などからカバーのダイヤフラムスプリングに変形はなかったものと推測されます。

クラッチ板 E/G Side カバーの一部破損を除きまだ使えそうなレベル

クラッチ板 M/T Side カバーの一部破損を除きまだ使えそうなレベル

所要時間は4時間半と言った感じで、8時前から開始して、12時過ぎには組み上がっていました。
4WDだし、めんどくさいなと思っていたのですが、ダンプだったので荷台をあげたら車体に馬も掛けないでできてしまいました。
面倒だったので、ペラシャフト2本ともミッションに組んだままの作業です。
塩害でサビサビの車両だったのですが、外れないネジもなく順調に作業が進みました。

外した部品からすると、過去に一度以上、クラッチ交換をしている感触です。
外した部品も、大金の製品でした。
車体のブッシュなどの感触から、メーター通り4.2万キロ実走と思うので、クラッチの操作感覚などからすると交換後の使用期間は短かったものと推測されます。



購入したクラッチキットは

購入した店は
自動車部品の村瀬商店
ヤフオク楽天で探して最安値の価格でした。
20年以上前、自動車部品屋の小僧をしていた際の値段と同じような価格です。
社外品なので定価も安い上に定価の47%引き。部品屋の仕入れ価格が40-45%だったと思うので業販価格とすると妥当な金額だと思います。
ついでにクラッチ板のセンター出し用にこれも購入
購入した店は
整備工具のストレート
結論として、クラッチアライメントツールは問題なく使えました。
現在、マニュアル車が少ないのと、家族がオートマチック車を希望するので、今後の使用頻度は低い可能性が大きいのですが、無いと作業性が悪いので買ってしまいました。