和合秀典氏のblog(国民に優しい消費税の仕組み)を読んで....

消費税の段階的値上げ、基本的に賛成です。
ただ、今後の生活が気になるようでしたら、金を使う気にならなくなり、ゼロに等しい金利で貯蓄され、国債の運用に回るでしょう。
国民の生活の不安が取り除かれてから実施しないと、将来の増税のために貯蓄となる可能性が多いと思います。
負の所得税などまじめに考えなければいけないのかもしれませんね。

>さらに日本の歴史上、最大最高傑作の景気浮揚策、高速道路開放により日本を陸続きにします。これは爆発的な事件です。
>日本列島土地価格の激変を興し、企業、人口の大移動となります。
似たような効果(もしかしたら逆効果)をもつ手段として土地利用に関する制限を大幅に緩和することもひとつの手段と思います。
具体的には、都市部の建蔽率/容積率を大幅に緩和することです。
都市の密度が上がれば、移動距離が小さくなり、移動する分のエネルギーが減るため、省エネルギーな町が出来上がります。
また、現状の建物のスクラップ&ビルドが推進され、国が金を使わなくとも国内のフライホイールが回り始めます。
副作用として、地方や近郊の土地の値段が下がります。
地方の地主や、借金の担保として土地を使っていた方たちには大きな打撃でしょう。
でも、これにより、住宅取得コストが下がり、広い住宅への買い替え需要が発生したり、
新規起業の際のイニシャルコストが下がったり、海外に逃げていった仕事が戻ってきたりするかもしれません。
この動作は、原理的には日本の国土を増やすことと等価なので、(同様に原理的には)固定資産税の増収に直結します。

要は、何か既存の規制に守られた仕組みを壊して、仕組みに吸い付いている蛭を取り除き、新しい流れを導かなければいけない。
何らかのブレークスルーが必要です。
革命に相当するくらいの時代なのかもしれません。

以上、和合氏のコメント欄に書きましたが、以下に追加。
"高速道路開放により日本を陸続きにします"といいますが、高速道路が無料になっても。絶対的な距離は変わらなく、燃料や運転の労力は以前と変わらないということです。
高速料金が1000円とか、無料になったからといって、燃料代金や移動の時間などもかかるので、そんなに無意味に遠くまで出かけないと思いますよ。
1000円高速も2年目に入って、渋滞もそんなにきつくなくなったような気もします。
改革(革命)の抵抗勢力である役所のプロパガンダ機関のマスコミは渋滞がどうのこうのといいますが、5/5の夜間の東名高速は渋滞なしで東京まで走れました。
1000円高速でJRの利用者が減ったという報道がありますが、景気要因が大きいのではないのでしょうか?
私自身、3月末で切られてた元受会社のなかでは、出張自粛要請がでていて、出張自体が認可されない状態でした。
都市間で一人で移動するなら、高速バスが一番安く、そんなに疲れないので、最近は、高速バスばかりですが、
自分が仕事しているとして、時間単価で計算するなら、新幹線など安いものです。(私用ではちょっと高すぎますが....)
高速道路も合法的な速度で走る限り所詮特急電車なみの時間がかかります。
私は鉄ではありませんが、新幹線などの高速鉄道は偉大です。