しめい

おまえの使命はxxxxだといってくれたらどんなに楽だろうと思っていた時期があったのを思い出す。
田舎の山形から出てきた際に、神慈秀明何やらの宗教団体の勧誘をからかいに新宿駅に遊びにきたた。
およそ22-3年前の頃と記憶している。
昼ぐらいに、若いお姉ちゃんが、"血をきれいにするおまじないをさせてください"といって手かざしをしていた。
最初の1回目は、目をつぶってくださいと雑踏の中でいわれて手かざしをされるものだった。
目をつぶったまま、そこに一人で放置されるのではないかと思われ、薄目をあいて時々観察していた。
お姉ちゃんは、本気で手かざしでエネルギーを送ろうとしているらしい。
私は途中で笑ってしまい、不真面目だと怒られた。
別件の用事を済ませ、また同じ場所を通った。
22時近くになっているが、今度は別のお姉ちゃんがいる。
例によって声をかけられた。
2回目なので、こんどはまじめに手かざしを受けた。
そのあとに、"あなたの使命は何ですか?"と聞いた。
お姉ちゃんは、自分の名前を言った。
その氏名じゃなくて、使命だよ.....と話し始めたら
周辺からお兄さんが4-5人集まってきて囲まれた。
私の得意だったくだらない談義をはじめたら、"学会か?"ときかれた。
個人であるといって、くだらない談義を続けていたら、
お寺に来ないかと勧誘された。
閑だったので、内心びくびくしながら。お姉ちゃんに付いていった。
いろいろ話をしながら移動中に、電車に乗る直前に、山形からきていることを聞きつけたお姉ちゃんは、上司?に確認の電話をかけた。
もちろん、時代からして公衆電話からである。
電話にて、断れとの指示がきたらしく、私はそこで追い返された。
あのとき、追い返されていなかったら、今の私はどうなっていたのかな?
それから4-5年して、静岡の駅で手かざしをおばさんにしてもらった。
この3回で血がきれいになったか、それとも、現在の不幸の元になったかは不明だが、最近は手かざしの誘いを受けていない。

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知り合いで、この勧誘についていって、寺に泊めてもらったやつがいる。
なかなか帰してくれなくて大変だったとか、
若干の飯代と宿泊代を置いて帰ってきたとの話だった。
この知り合いの話は、AUMのあとの時代だったと記憶している。
マハポーシャ話はまたこんど。